こんにちは。まんまでございます。
本日は8月22日ですが、そんな8月22日にちなんでブログをアップいたしました。
理由は、アイドル歌手の岡田有希子さんのお誕生日が8月22日(1967年)だからです。
岡田有希子さんは1986年4月8日、8階建てのビルの屋上から飛び降りるという形で自らの命を絶たれてしまったのですが、その少し前、同年1月に発売された「くちびるNetwork」をテレビで歌う彼女のカメラ目線に、中学生だったわたくしはバキュンとこころを射抜かれてしまいました。
そう、文字通り一目惚れでした。
そしてまた、中学1年生にして初めてアイドルに興味をもった瞬間でもありました。
その後、テレビ出演している彼女の弾ける笑顔をうっとり眺めたり、透き通るような歌声にしっとり包まれたりと過ごしている最中、突然4月8日を迎えてしまいました。
ファンとしてするであろうコンサートに行くとか、握手会に出掛けるとかちょっと追っかけてみるとか、そんなことをする暇なんて全くなかったですね。
もともと実際に会える可能性がほとんどない芸能人の方ですから、この世からいなくなってしまったというのが実感できず、亡くなってからもせっせとカセットや写真集、そしてポスターを買い集めていました。
ある日、もちろん4月8日以降のことですが、彼女のポスターを買ったときのことです。
レジに持って行くと会計担当のお姉さんがじーっとポスターをみていたかと思いきや、包装してこちらに渡してくれた際、「岡田有希子が好きなん?」と声を掛けられました。
中学生ですから、もう恥ずかしくてポスターを奪い取るようにして逃げ帰ったのを今でも覚えています(まあ中学生ですから…)。
ファン歴が短かったので、自殺の報道に接したときは一緒に死んでしまいたいと思うほどの気持ちは起こりませんでしたが、それでも好きだったアイドルが亡くなった、しかも飛び降りって一体どういうことやねん!!と、とてもショックでした。
当日は入学式シーズンですから休みだったのでしょう、お昼時、自宅近くの路上で弟と遊んでいたのですが、近所に住む友達が「岡田有希子って人が自殺したんだって?(その人を)知ってる?」と声を掛けられたのを覚えています。
わたくしは「歌手の人やろ、知ってるよ。」っと、冷静を装って返答したのですが、記憶はそこでプツリと切れてしまっています。
内心は、「はっ!? 死んだ? 嘘やろ??」と非常に焦っていたと思います。
そんな当時を思い出してみるに、悲しいというより憤りの方が大きかったのではなかったでしょうか。
もちろんそれは彼女に対してではなく、死ななくてはいけなかった理由や、自殺を防げなかった周囲の関係者達への怒りです。
周りの誰かがなんとか出来なかったのか、そんな悔しい気持ちでいっぱいですね。
自分の部屋にはポスターを何枚も張り付けていたのですが、記憶を辿るに受験勉強に勤しむようになった高校時代ぐらいから岡田有希子さんの記憶が抜けているので、どこかで自分なりに踏ん切りをつけたんだと思います。
そして大学進学と同時に北海道へやって来たのですが、引っ越しの荷物に岡田有希子さんのグッズが無かったのか、少なくとも今手元には当時持っていたカセットや写真集はありません。
実家を家探ししたら何か出てくるかも知れませんが、時は21世紀、
岡田有希子さんをネット検索したら好きになった当時の彼女だけでなく、1984年のデビューの頃の姿や主演されたドラマまで動画で観ることができるので、全然寂しくありません。
本当に便利な時代になったもので、当時観ていた歌番組をいつでも目にすることができます!
そうなると、音源を手元に…と考えるのは当然の成り行きです。
さすがにカセットをネットオークションで買おうとは思いませんが、平成の世に出たDVDやCDがありますので、そちらを購入させていただきました。
さて、岡田有希子さんの命日の4月8日ですが、わたくしが中学生だったころは入学式イコール4月8日イコール大体当時暮らしていた京都では桜が満開…という状況でしたので、入学式シーズンや桜の季節には岡田有希子さんを必ず思い出します。
そして思い出す度にネット動画で彼女の笑顔をポカーンと眺めています。
生きておられたら今頃は…とか、なんで飛び降りなどという死に方を選んだのかなあとか、考えても仕方ないことに思いを巡らせてしまいますが、18歳の彼女の姿はシンプルに可愛いなあって思います。
こんな歳になって恥ずかしくないのかと揶揄されそうですが、彼女だけは特別ですね。
誰がなんと言おうと心底可愛いと思います。
昔も今もずーっと大好きです。
復刻されたCDを買い、携帯やクルマを通じて彼女の歌声を聞いていると、
若くして逝ってしまったという哀しみと昭和のレトロな曲調とが相まって、懐旧の情を感じずにはいれません。
こころの奥底にしみ込んでくるような歌声にはいつも胸を熱くしてしまいます。
この世に死を選ばなくてはいけないほど辛いことがあるのだろうか。
なんで死んでしまったのかなあ。
いつもその繰り返しです。
自殺後に出版された雑誌などを取り寄せ読んでみましたが、彼女がなぜ死を選んだかなんてわかるはずもありません。
一点、確かに岡田有希子さんというアイドルがそこに存在し、そしてわたくしが好きになって今でも何かしらのエネルギーを貰っている、それだけです。
お墓参りさせていただいた際は「くちびるNetwork」を聞きながら、そっと岡田有希子さんに話しかけたりしています。
頭上に広がる青空を仰いでいると、岡田有希子さんの笑顔が浮かんでくるようです。
いつもありがとうございます。
これからも、全国にいるあなたが大好きなファンの方々を見守っていてくださいね。