産婦人科医 ドクターまんまの北海道の歩き方

こんにちは。まんまでございます。

 

三角点というのをご存知でしょうか?

三角点とは三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点で、位置の基準として利用されるだけではなく、地図の作成や都市開発に大きな役割を果たすほか、災害復興に寄与したり地殻変動を探るデータの観測点としての役割も果たします。

 

そんな三角点には一等から五等まであるのですが、とりわけ一等三角点は明治から大正初期にかけて選定されたという歴史観に、25キロメートル又は40キロメートル間隔で設置されているという稀少性も相まって、旅の目的地として取り上げられることも多いと聞きます。

 

さて、その一等三角点ですが、自分の生活圏にあるのかなあとかなんとか調べてみますと、見慣れた地名がヒットしました。

 

そこで、せっかく近くにあるのだからと訪れることにしたのが、こちら、三角山(札幌市西区山の手)です。

f:id:doctor-mamma:20200901180643j:plain

三角山

 

三角山の登山口まで徒歩30分、登山口から20分で頂上に到達いたしましたが、これまで何度か足を運んでいた場所にも関わらず、そこに一等三角点があると知ると何やら趣きが変わってくるので不思議です。

 

f:id:doctor-mamma:20200901180732j:plain

一等三角点@三角山

三角点の柱石は90㎏もあり、盤石とともにそのほとんどが地中に埋められているようで、見た目の迫力は想像以上です。

 

三角山の一等三角点…頂上に鎮座するその重厚な雄姿をみると、そっと札幌の街を見守ってくれているような気がいたします。